1980年に発売された "LAMY safari(ラミー サファリ)" は、今でも名作として世界中で愛されています。
そんなLAMY safariがネオスマートペンとコラボし、 「 【LAMY × Neo smartpen】LAMY safari all black ncode」 をリリースしました。
結論から言うと、LAMY safariファンやアナログ筆記の電子化を考えている人には強くおすすめしたい逸品です。
この記事では 「 【LAMY × Neo smartpen】LAMY safari all black ncode」 の商品概要から評判について、筆者が実際に購入した商品画像を中心に、わかりやすく解説します。
LAMY safari smart penはLAMYとNeoLABがコラボしたスマートペン
ドイツを代表するデザイン筆記具「LAMY」。世界中で愛用される「LAMY safari」シリーズにスマートペンがラインナップに加わりました。LAMY safariが持つ洗練されたデザインはそのままに、紙に書くというアナログな行為と、デジタルの世界と結び付ける新たなデバイスが誕生したのです。
その名も、「 【LAMY × Neo smartpen】LAMY safari all black ncode」。
スマートペン自体は従来から存在しているのですが、LAMY safariとのコラボに魅力を感じる人は少なくないでしょう。筆者もその一人です。
その場の雰囲気や文脈を書き表すことに長けたアナログの長所と、ポータブル性・検索性に優れたデジタルの長所を併せもつことができるスマートペン。ここにLAMY safariのデザイン性が加わったのなら、買わずにはいられませんでした。
「 【LAMY × Neo smartpen】LAMY safari all black ncode」 は、アナログとデジタルの世界をつなぐNeoLAB社の技術と、LAMY社のデザイン性・機能性を見事に融合させた商品です。
これまでのLAMYやスマートペンのファンはもちろん、これがはじめてのLAMY・はじめてのスマートペンという人にも満足してもらえると確信しています。
LAMY safari all black ncode & digital paper set(LAMY safari スマートペン&Nノート)のセット内容や中身
筆者が購入したのは「LAMY safari all black ncode & digital paper set」です。以下では、このセット内容をもとに話を進めます。
LAMY safari all black ncode & digital paper set(LAMY safari スマートペン&Nノート)の内容
このセットには以下が含まれています。
- LAMY safari all black ncode(LAMY safari スマートペン)1本
- LAMY Digital Paper 1冊(Ncode入り専用ノート)※別売りのNノートシリーズも利用可能
- Micro USB ケーブル 1本(充電用)
LAMY safari all black ncode & digital paper set の画像
このセットの箱、オールブラックでとても素敵です。開封前からドキドキさせてくれます。
箱を開けると、先ほど述べた内容物3点セットが。
早速ペンを取り出してみました。もう既にワクワクが止まりません。
セットのNノートも素敵です。
かんたんなマニュアルも付属しています。文字を記入する箇所があるのですが、こちらは後ほど使用するので誤って処分しないように気をつけましょう。
スマートペンのステータスは、本体のLEDライトで確認できます。色の違いでバッテリー残量などを教えてくれます。
LAMY safari smart pen のセットアップ方法と使い方
セットアップ方法
セットアップはとても簡単です。まずはNeo Studioアプリをダウンロードします。筆者はiPhoneユーザーなので、App Storeの画面を示しています。
ダウンロードしたNEO Studioアプリを起動すると、サインイン・ログインが求められます。Apple IDやGoogleアカウントを使うため、かんたんに始められます。
ログインを終えると、Bluetooth接続が求められます。
スマートペンはLAMY safariシリーズに限らずBluetooth接続によって、アナログの筆記をデジタルに変換できるようになります。
OKを押して接続しましょう。
BluetoothをONにすると、ユーザー名とスマートペン端末に関する情報が画面に表示されます。接続を押したら、準備完了です。
使い方
接続が完了したら、実際に使い始める前に「試し書き」をしましょう。スマートペンとスマホがきちんと連携できているかどうかのテストです。
そのとき使うのが、先ほどお見せした以下の紙。
この紙のSTEP3に薄く書かれた文字をなぞると…
以下のとおり、書いた内容が反映されました。
拡大すると…
アナログの筆跡がそのままデジタルに変換されていることがわかります。
ペン先の太さ、インクの色を即座に変更できるのもスマートペンならでは。
手書きでペンを持ち替えるのは地味に面倒ですし、三色ボールペンだと少し見た目が…という人も、これなら気持ちよく使えるのではないでしょうか。
スマートペンの使用事例アイデア
事例1|エスノグラフィ調査のフィールドノーツ作成
「はじめてのUXリサーチ」の著者、mihozonoさんはスマートペンをフィールドノーツ作成に使用しているそうです。
筆者自身も、この使い方を想定しています。個人的にはフィールドノーツは手書きで作成したいと思う一方で、電子化されている方が後々使いやすいのも事実。
スマートフォンを取り出して調査に臨みにくいケースでも、スマートペンなら違和感なく使いやすそうです。
事例2|インタビュー調査時のメモ書き
こちらも事例1と同様、個人的には手書きメモの方が好みです。文脈が記憶に残りやすいためです。
いままでは、紙に残した内容を振り返るのに時間がかかっていたのですが、電子化できると迅速に作業ができそうです。
文章だけなら、OCRで読み取れば良いので紙のままでも良い気がしますが、大抵の場合はイラストなどちょっとした走り書きを残すので、重宝しそうです。
スケッチもこんな風にきれいに反映されるようです。
事例3|Googleカレンダー連携
スマートペンはGoogleカレンダーとも連携可能です。
スケジュールは手書きが好きだけど、スマホとの二重管理はわずらわしい…という人は少なくないでしょう。
そんな人にもおすすめできます。
LAMY(ラミー)とは?
最後に、LAMYやLAMY safariについて軽く触れます。
LAMY(ラミー)はドイツの筆記具メーカーです。1930年の創業以来、デザイン性を重視した筆記具が世界中の人びとを魅了しています。LAMY製品はほとんどが自社製造されており、その品質の高さも人気の要因のひとつです。
LAMY safari(ラミーサファリ)とは?
LAMY safariは1980年に登場ました。軸が樹脂素材でできた筆記具で、先進的なデザインが当時世間を席捲しました。
月日は流れ、現在でもその人気は衰えることなく、年齢・性別を超えて愛されています。毎年限定カラーの商品が発売されたり、国や店、イベント限定のカラーも発売されたりすることから、それらを集める熱量の高いファンもいるくらいです。
商品ラインナップは、万年筆やローラーボールペン、ボールペン、シャープペンです。今回、ここにスマートペンが加わりました。どの商品タイプも、基本的なデザインは同じです。
文房具好きにとっては、定番・王道の筆記具です。一方で、万年筆の入門者にとっても使いやすい点も評価したいポイントです。持ちやすい形状、最適な重量バランス、クセが少ないペン先など、入門にとって最適と言っても過言ではないでしょう。
ベーシックなカラーリング、シンプルなデザインから、プレゼントとしてもぴったりのシリーズです。
まとめ
筆者は以前からスマートペンに強い興味を抱いていましたが、デザイン面で自身の好みに合うものがなく、泣く泣く購入を見送ってきました。そんな中、LAMY safariのスマートペンがリリースされると聞き、購入を迷う理由が無くなりました。
実際、見た目はもちろん満足なのですが、使用感も上々の仕上がりであり、アナログで済ませていた筆記がデジタル化される喜びをかみしめています。ボールペン芯が汎用品を使えるので、書き心地のチューニングができて良いですね。
とにかく所有感を満たしてくれるこの商品は、スマートペン導入検討者に強くお勧めしたい逸品です!