コラム

 公開日: 2015-05-16  最終更新日: 2017-02-12

パソコン周辺機器の電源は毎回切ったほうがいいのか、それとも・・・

周辺機器の電源を落とす習慣は多い

●前回はパソコンの電源の入り切りについてお話しました。

パソコンの電源コードは「つないだまま」でいいのか、それとも・・・
http://mbp-fukuoka.com/pc-pro/column/8465/

●今回は周辺機器の電源についても気になりますので、サポートの経験を元にした最善策をお話したいと思います。

●コンセント毎にそれぞれON、OFFができるようにスイッチが付いたテーブルタップから周辺機器の電源を取って使用しているサポートの現場を良く見ます。

●パソコンの電源を落としたあとに、タップのスイッチも全部同時に切る習慣のある方がかなりおられると思います。

●タップにつながっている周辺機器には、たとえばNTTなどの光回線モデムや無線ルータ、プリンタなどがありますがパソコンの電源を落としたあと、それらの電源スイッチも全部落とすべきなのでしょうか?

●この場合、省エネの観点からは当然切ったほうが良いのは言うまでもありません。

●しかし、運用上の利便性などの観点からみた場合どうなのか・・など気になります。

●できれば、寝静まった夜の暗い部屋で蛍のようにたくさん光って見えるインジケータランプはすごい数になっていますし、ネットの回線が一日中モデムにつながったままで大丈夫なのか?と気になったこともあるでしょう。確かに、それはあります。

電源を落とした場合周辺機器類はどうなるのか?

●電話回線とインターネットを別々にしている場合、光回線やケーブル回線のモデム、Wi-Fiルータなどは、電源を落としても問題があるわけではありません。設定値は不揮発性メモリという部分に書き込まれているために設定内容が飛んでしまうことはありません。再度通電すれば普段のようにネットにつながります。

●このような電源の入り切りによるネット回線のつなぎなおしは、長期間接続している際の接続ログなどの状態をリフレッシュする効果があり、ルータやモデムの状態が改善されることがありますのでメリットのひとつになります。

●消費電力は小さいですが、電源を落としている時間分、省エネの観点からもわずかですが貢献できることでしょう。

●また、セキュリティーの関連から言える事もあります。最近問題になっているルータや無線LANへの不正アクセスや攻撃に対して、電源が切れている間は装置自体が機能していないためセキュリティーの面でメリットとなる点です。

●ですから旅行などで長期間留守にする場合などは電源はできるだけ落としておいたほうが良いでしょう。

●しかし、いいことばかりではありません。気になるのがデメリットです。

電源を落とすことによるデメリットもある

●デメリット以前に、電話回線がADSL、光回線とインターネットをまとめて契約している場合は、電源を落としてしまうとネットだけでなく電話もつながらなくなってしまいます。ですからそのような光電話などの環境の場合はモデム類の電源は落とせません。インターネット回線が電話回線と別になってる場合のみ、ネット回線だけを落とすことができます。

●電源を落とすデメリットは他にもあります。光回線モデム、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの場合は通電してから実際にネットがつながって使用できるようになるのにある程度の時間がかかることです。電源を入れてから数分間、場合によっては10分程度はつながらないのです。すぐにつながらないわけは、回線のサーバと相互通信でネット網に入るためのやり取りがあるためです。これは瞬時には完了しないのです。

●無線ルータも同じで、起動してから安定するまで時間を要します。プリンタも一度電源を落としてしまうと、通電してから稼動開始時にヘッドクリーニングを始めますのでインクも減るし、印刷可能になるまで時間がかかります。

       ※使用用途や環境によっては電源を毎回 落とすことは デメリットになることもある

●ですから、ネットや周辺機器類をすぐに使いたい場合や、仕事や作業で使用している場合「待つ」ことが要求されてしまいます。それが許容範囲内であればいいのですが、急いでいるときにWi-Fiはつながらない、ネットワークプリンタがすぐに使えない・・・ということになれば、イライラの原因や時間の無駄となり具体的な「支障」となります。

●終了時に毎回電源を落としていては、仕事はさっぱりはかどらなくなってしまいます。仕事でなくてもネットやPCを頻繁に利用している環境の場合も電源はできるだけ落とさないほうがいいのです。

●しかし、そうすると先ほど言った無線ルータなどのセキュリティーの問題が浮上してきます。ですから常時接続のルータには必ずID、パスワード設定を行い、ファームウェアを最新版に更新するなどして管理しておかなければいけません。

●電源管理ひとつで利便性やセキュリティーに関係してしまうIT機器類はやはり奥が深く、そう簡単ではないという証拠でもあります。

九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/

この記事を書いたプロ

九州インターワークス [ホームページ]

システムエンジニア 古賀竜一

佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL:0942-84-1943

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

17

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
安全対策情報

東芝製ノートパソコンに搭載のバッテリーパックの交換・回収について(発火の恐れ) https://batterycheck.toshiba.com/BatteryUpdate/InformationJapan?region=TJPN&...

テクニカルリポート

○Windows7を継続して使用したいけれども、WindowsUpdateの不具合でPCが遅くなっているという場合の対処法について情報のご提供を行っています。コラム[おそいWi...

 
このプロの紹介記事
古賀竜一 こがりゅういち

10年後、20年後を見据え、IT社会の恩恵が受けられる拠点づくりをしたい(1/3)

「九州インターワークス」の古賀竜一さんは、PC講習から、PCの故障診断、修理、データ復旧、オーダーメイドPCの設計製作販売に至るまで、幅広い事業を展開するコンピューターサポートエンジニア。自らを“PCの救急救命士”と呼び、トラブルに見舞われ...

古賀竜一プロに相談してみよう!

九州朝日放送 マイベストプロ

ハードウェアに強く、短時間で的確な対応とアドバイスを提供

会社名 : 九州インターワークス
住所 : 佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL : 0942-84-1943

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0942-84-1943

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

古賀竜一(こがりゅういち)

九州インターワークス

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
Yahoo!のID、パスワードを忘れた場合の復旧方法と登録状況の確認
イメージ

 思い出せないYahoo!JAPAN IDがわかる ●YahooのIDは作成が簡単で便利なのですが、たくさん作成してしまってど...

[ 情報 ]

古いWindowsやOfficeの日本語入力IMEの動作を少しだけ改善する方法
イメージ

 古いIMEは使いにくい ●WindowsXPをオフラインにして古いバージョンのOffice専用機として利用したり、Windows7...

[ 情報 ]

テキストデータをエクセルで使えるデータ表にする方法
イメージ

 テキストデータをエクセル表へ変換する ●ネットで調べ物をしていて探していたデータが見つかり、これを表デー...

[ ノウハウ ]

データは劣化する?意外と知られていないデジタルデータの落とし穴
イメージ

 やはりアナログよりデジタル ●情報がアナログからデジタルへと移行し、高いクオリティーを維持したまま短時間...

[ 情報 ]

「初心者だから安い中古PCで十分」は誤り。PC購入時の適切なアドバイスとは
イメージ

 初心者にとってプラスにならない ●世の中にはITに対する間違った知識や考え方というものがたくさんあります。...

[ 提言 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ