コラム

 公開日: 2015-05-16  最終更新日: 2015-10-31

パソコン周辺機器の電源は毎回切ったほうがいいのか、それとも・・・

周辺機器の電源を落とす習慣は多い

●前回はパソコンの電源の入り切りについてお話しましたが、今回は周辺機器の電源についても気になりますので、サポートの経験を元にした最善策をお話したいと思います。

●コンセント毎にそれぞれON、OFFができるようにスイッチが付いたテーブルタップから周辺機器の電源を取って使用しているサポートの現場を良く見ます。

●パソコンの電源を落としたあとに、タップのスイッチも全部同時に切る習慣のある方がかなりおられると思います。

●タップにつながっている周辺機器には、たとえばNTTなどの光回線モデムや無線ルータ、プリンタなどがありますがパソコンの電源を落としたあと、それらの電源スイッチは全部落とすべきなのでしょうか?

●この場合も省エネの観点からは当然切ったほうが良いのは言うまでもありません。

●しかし、それだけでなく運用上の利便性などの観点からみてどうなのかなど気になります。

●できれば、寝静まった夜間に蛍のようにたくさん光って見えるインジケータランプは無いほうがすっきりするし、回線が一日中つながったまま大丈夫なのか?と気になることもあるでしょう。確かに、それはあります。

電源を落とした場合周辺機器類はどうなるのか?

●電話回線とは別のインターネット関連の光やケーブルのモデム、ルータなどは、電源を落としても問題があるわけではありません。設定値は不揮発性メモリという部分に書き込まれているために飛んでしまうことはありません。再度通電すれば普段のようにネットにつながります。

●このような電源入り切りによる回線のつなぎなおしは、長期間接続している状態をリフレッシュする効果があり、ルータやモデムの状態が改善されることがありますのでメリットのひとつになります。

●省エネの観点からもわずかですが貢献できることでしょう。

●また、セキュリティーの関連から言える事は、最近問題になっているルータや無線LANへの不正アクセスや攻撃に対して、電源が切れている間は装置自体が機能していないため防止ができるという点です。

●ですから長期間留守にする場合などは電源は落としておいたほうが良いでしょう。

●しかし、いいことばかりではありません。気になるのがデメリットです。

電源を落とすことによるデメリットもある

●デメリットの以前に、電話回線がADSL、光回線でネットとまとめている場合は、電源を落としてしまうと電話がつながらなくなってしまいます。ですからそのような環境にある場合はモデム類の電源は落とせません。落として良い場合はインターネット回線が電話と独立している機器の場合のみです。

●電源を落とすデメリットは他にもあります。光回線モデム、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの場合は通電してから実際にネットがつながって使用できるようになるのにある程度の時間がかかることです。電源を入れてから数分間、場合によっては10分程度はつながらないのです。すぐにつながらないわけは、回線のサーバと相互通信でネット網に入るためのやり取りがあるためです。これは瞬時には完了しないのです。

●無線ルータも同じで、起動してから安定するまで時間を要します。プリンタも一度電源を落としてしまうと、通電してから稼動開始時にヘッドクリーニングを始めますのでインクも減るし、印刷可能になるまで時間がかかります。

※使用用途や環境によっては電源を毎回
落とすことは デメリットになることもある

●ですから、ネットや周辺機器類をすぐに使いたい仕事や作業をしている場合「待つ」ことが要求されてしまいます。それが許容範囲内であればいいのですが、急いでいるときにWi-Fiはつながらない、ネットワークプリンタがすぐに使えない・・・ということになれば、イライラの原因や時間の無駄となり具体的な「支障」となります。

●毎回電源を落としていては、仕事はさっぱりはかどらなくなってしまいます。仕事でなくてもネットやPCを頻繁に利用している環境の場合も電源はできるだけ落とさないほうがいいのです。

●しかし、そうすると先ほど言った無線ルータなどのセキュリティーの問題が浮上してきます。ですから常時接続のルータには必ずID、パスワード設定を行い、ファームウェアを最新版に更新するなどして管理しておかなければいけません。

●電源管理ひとつで利便性やセキュリティーに関係してしまうIT機器類はやはり奥が深く、そう簡単ではないという証拠でもあります。

九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/

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システムエンジニア 古賀竜一

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TEL:0942-84-1943

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