コラム

 公開日: 2015-05-16  最終更新日: 2018-01-12

パソコン周辺機器の電源は毎回切ったほうがいいのか、それとも・・・


周辺機器の電源を落とす習慣は多い

●前回はパソコンの電源の入り切りについてお話しました。

パソコンの電源コードは「つないだまま」でいいのか、それとも・・・
http://mbp-fukuoka.com/pc-pro/column/8465/

●今回は周辺機器の電源についても差したままでいいのかどうか気になりますので、サポートの経験を元にした最善策をお話したいと思います。

●コンセント毎にそれぞれON、OFFができるようにスイッチが付いたテーブルタップから周辺機器の電源を取って使用されているサポートの現場を良く見ます。

●パソコンの電源を落としたあとに、タップのスイッチで周辺機器への通電も全部同時に切る習慣のある方がかなりおられると思います。

●タップにつながっている周辺機器には、たとえばNTTなどの光回線モデムや無線ルータ、プリンタなどがありますがパソコンの電源を落としたあと、それらの電源スイッチも全部落とすべきなのでしょうか?

●この場合、省エネの観点からは待機電力などの消費を考えれば当然切ったほうが良いのは言うまでもありません。

●しかし、運用上の利便性などの観点からみた場合どうなのか・・など気になります。

●できれば、夜、寝静まった暗い部屋で蛍のようにたくさん光って見えるインジケータランプはすごい数になっていますし、ネットの回線が一日中モデムにつながったままで大丈夫なのか?と気になったこともあるでしょう。確かに、それはあります。

電源を落とした場合周辺機器類はどうなるのか?

●電話回線とインターネットを別々にしている場合、光回線やケーブル回線のモデム、Wi-Fiルータなどは、電源を落としても問題があるわけではありません。設定値は不揮発性メモリという部分に書き込まれているために設定内容が飛んでしまうことはありません。再度通電すれば普段のようにネットにつながります。

●このような電源の入り切りによるネット回線のつなぎなおしは、長期間接続している際の接続ログ、アクセス管理などの状態をリフレッシュする効果があり、ルータやモデムの状態が改善されることがありますのでメリットのひとつになります。

●消費電力は小さいですが、電源を落としている時間分、省エネの観点からもわずかですが貢献できることでしょう。

●また、セキュリティーの関連から言える事もあります。最近問題になっているルータや無線LANへの不正アクセスや攻撃に対して、電源が切れている間は装置自体が完全に機能していないため被害に遭うことはなく、セキュリティーの面でメリットとなる点です。

●ですから旅行などで長期間留守にする場合などは電源はできるだけ落としておいたほうが良いでしょう。

●しかし、いいことばかりではありません。気になるのがデメリットです。

電源を落とすことによるデメリットもある

●デメリット以前に、電話回線がADSL、光回線とインターネットをまとめて契約している場合は、電源を落としてしまうとネットだけでなく電話もつながらなくなってしまいます。ですからそのような光電話などの環境の場合はモデム類の電源は落とせません。インターネット回線が電話回線と別になってる場合のみ、ネット回線だけを落とすことができます。

●電源を落とすデメリットは他にもあります。光回線モデム、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの場合は通電してから実際にネットがつながって使用できるようになるのにある程度の時間がかかることです。電源を入れてから数分間、場合によっては10分程度はつながらないのです。すぐにつながらないわけは、回線のサーバと相互通信でネット網に入るためのやり取りがあるためです。これは瞬時には完了しないのです。

●無線ルータも同じで、起動してから安定するまで時間を要します。プリンタも一度電源を落としてしまうと、通電してから稼動開始時にヘッドクリーニングを始めますのでインクも減るし、印刷可能になるまで時間がかかります。

       ※使用用途や環境によっては電源を毎回 落とすことは デメリットになることもある

●ですから、ネットや周辺機器類をすぐに使いたい場合や、仕事や作業で使用している場合「待つ」ことが要求されてしまいます。それが許容範囲内であればいいのですが、急いでいるときにWi-Fiはつながらない、ネットワークプリンタがすぐに使えない・・・ということになれば、イライラの原因や時間の無駄となり具体的な「支障」となります。

●終了時に毎回電源を落としていては、仕事はさっぱりはかどらなくなってしまいます。仕事でなくてもスマホ、タブレットなどでWi-Fiを頻繁に利用している環境の場合も電源はできるだけ落とさないほうがいいのです。

●しかし、そうすると先ほど言った無線ルータなどのセキュリティーの問題が浮上してきます。ですから常時接続のルータには必ずID、パスワード設定を行い、ファームウェアを最新版に更新するなどして管理しておかなければいけません。

●電源管理ひとつで利便性やセキュリティーに関係してしまうIT機器類はやはり奥が深く、そう簡単にはいかないという証拠でもあります。

九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/

この記事を書いたプロ

九州インターワークス [ホームページ]

システムエンジニア 古賀竜一

佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL:0942-84-1943

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

37

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
安全対策情報

東芝製ノートパソコン用 ACアダプター(電源装置)の一部製品に発煙・発火の恐れ。無償交換を実施。2018年6月22日、東芝クライアントソリューションはノートPC用AC...

お知らせ
イメージ

当プロ(古賀 竜一)、または社名(あんしんパソコン相談室 九州インターワークス)の関係者であるとか、知り合いであるなどとかたって行われた第三者による違法また...

 
このプロの紹介記事
古賀竜一 こがりゅういち

10年後、20年後を見据え、IT社会の恩恵が受けられる拠点づくりをしたい(1/3)

「九州インターワークス」の古賀竜一さんは、PC講習から、PCの故障診断、修理、データ復旧、オーダーメイドPCの設計製作販売に至るまで、幅広い事業を展開するコンピューターサポートエンジニア。自らを“PCの救急救命士”と呼び、トラブルに見舞われ...

古賀竜一プロに相談してみよう!

九州朝日放送 マイベストプロ

的確な判断で現状復旧を優先するITトラブル解決の専門家

会社名 : 九州インターワークス
住所 : 佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL : 0942-84-1943

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0942-84-1943

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

古賀竜一(こがりゅういち)

九州インターワークス

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
JIJICOに記事を寄稿しました。今回のテーマは地震など災害時の情報チェック
イメージ

JIJICOに寄稿しました。テーマは地震など災害時の情報チェックに役立つスマホアプリ、Webサービスを活用しよ...

[ 情報発信・告知 ]

水没したパソコンからHDDは救えるか?データが助かるためにはどうしたらいいのか
イメージ

 パソコンはダメになっても、データは助かる場合がある ●夏場は災害だけでなく、窓を開けたままにして雨が降り...

[ 機器と端末の管理と保守 ]

JIJICOに寄稿しました。今回のテーマはITセキュリティーとリテラシー
イメージ

 ITセキュリティーとリテラシーとの関係 JIJICO 2018年6月10日セキュリティーソフトは必要?ITリテラシーを...

[ 情報発信・告知 ]

パワーポイントビューワー2010のダウンロードが終了。その後の対応策を考えてみる
イメージ

 Microsoft公式ページでは提供終了 ●Officeがインストールされていないパソコンでは、ワード、エクセル、パ...

[ 知って得するITノウハウ ]

商品評価サイトに専門家による分析記事で監修協力した内容が掲載されました
イメージ

●月刊誌「家電批評」のWeb版ともいえる「360.life 」に私が監修、協力させていただいた記事が掲載されました。家電...

[ 情報発信・告知 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ