コラム

 公開日: 2015-05-11  最終更新日: 2017-02-12

パソコンの電源コードは「つないだまま」でいいのか、それとも・・・

●ノートパソコン、デスクトップパソコンはどちらもコンセントからの電源が必要です。コンセントの分岐などにテーブルタップなどを使っている方も多いようですが、コンセント毎にそれぞれON、OFFができるようにスイッチが付いた便利なものもあり、個別に入り切りを管理できたりします。

●そこでパソコンの電源を落としたあとに、タップのスイッチも同時に切る習慣がある方もおられるようです。

●気になるのは、一体パソコンにとって電源は入れておいたほうがいいのか、それともやっぱり毎回タップのスイッチで元から切ったほうがいいのかということ。本当はどちらなのでしょうか?

●省エネの観点からは当然切ったほうが良いのは言うまでもありませんが、パソコンにとってはどうか・・・ということになると一概に言えないこともあります。



基盤への通電がなくなると内蔵電池が消耗する

●パソコンの機能自体はOS終了操作後に自動的に停止しますが、コンセントからきている配線やACアダプタには電圧はかかったままです。要するにパソコン内部には電気が通ったままです。機能は停止していてもパソコン本体内部には電圧がかかっています。ディスプレーやPC本体のオレンジ色のインジケータランプが付いていることでもそれが確認が出来ます。

●これは家電製品なども同じで、機能が停止しているからといっても分解したりする際に電源コード自体を抜いてから作業をしなければ、本体内部の通電電圧でショートを起こす危険性があります。

●パソコン本体のメイン基盤にはBIOS(バイオス)という基盤制御用のプログラムが格納されていて、電源が元から切れていても基板上に装填されているリチウムボタン電池などのわずかな電流で、プログラムの設定値などの保持を行っています。その電池は数年で消耗してしまいますが、基盤が通電されている、つまりコンセントからの電源が切れない限りは通電電圧で設定は保持され続けます。

●ノートPCの場合、その電池は充電式になっていることがあり、パソコンが通電されている間は常に基盤から充電される仕組みになっています。デスクトップPCではボタン電池が一般的です。

●ところが、電源を元から切って長期間放置し内蔵電池への充電が止まったパソコンやりボタン電池が消耗しきっているパソコンの場合、電源を元から切ってしまうと、その瞬間BIOS設定値が保持できなくなります。工場出荷時の状態に戻ってしまって設定時刻や設定内容が初期化され、それが原因でパソコンが立ち上がらない、動作がおかしいなどの症状が出ることがあります。


    ※デスクトップ用メインボードBIOSリチウム電池 充電式ではないが、時間と共に消耗する。


    ※ノートパソコンの基盤のBIOS用リチウム充電池。 基盤から充電している。

●そういう観点から言えばパソコンの元電源、要するにテーブルタップのスイッチは入れたままのほうが良い、コンセントは挿したままのほうが良いということがいえます。

●けれども例外もあります。雷対策の際は電源コードを抜いておくほうがいいのです。

雷の季節、電源コードを抜いておく場合の留意点

●雷被害の場合、電源コードを高圧電流が辿ってくることがあります。だからといってパソコン本体だけの電源コードを抜いていても、モデムやルータなどのネットワーク機器、プリンタ、モニタなどからも、それぞれの電源コードから突入して繋がっているあらゆるケーブルを伝わり広がることがあります。

●そのためパソコンに繋がっている機器はどれも被害に遭う可能性がありますし、それが原因でパソコンにも影響が及びます。雷対策で電源コードを抜くのであれば、パソコンに繋がっている機器の電源コードもすべて抜いておかなければ効果はありません。



●関連コラム
「パソコン周辺機器の電源は毎回切ったほうがいいのか、それとも・・・」
https://mbp-fukuoka.com/pc-pro/column/8486/

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「パソコンの安定化対策」
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