コラム

 公開日: 2015-02-19 

大容量化時代にサイズ・容量の無関心が招くトラブルとは

かつてそこには容量との闘いがあった

●パソコンサポートの現場でよく出てくるのがサイズ・データ容量に関係するトラブルです。データが大容量化している時代にサイズや容量の問題がまだあるというのは、レガシーデバイスが依然として数多く残っていることも原因ですが、トラブルの最前線で起きていることはどうもそれだけではないようです。

●コンピュータの普及黎明期はハードウェアの処理能力が今ほど高くなかったため、操作にも様々な制約があるのが普通でした。特に、限られた容量内で処理をいかに早くできるかは最大の懸案事項でもありました。

●そのために、プログラムのデータなども可能な限りいろんな部分をシェイプアップしたり、省略したりしてその場をしのいできました。

●しかし、そのために起きたのがかつての2000年問題です。省略しすぎたことによる問題でしたが大問題となりました。

●インターネットの登場初期は回線速度も転送速度も、何もかもが遅い、少ないのが常識だったため様々な手法で工夫と対応がなされてきました。それは現在でもいろんなところで名残として残っています。

●その一つは圧縮解凍です。



●メーラーを使った場合、メールサーバの容量制限で大きなファイルは送れない、また、当時は回線速度も遅かったためにできるだけ容量を少なくしようということで圧縮解凍が普及しました。

●しかし、光回線などのブロードバンドがほぼ行き渡り、回線速度も速くなってサーバはWebサーバとなり、大容量のWebストレージも普及して容量に関する問題が次々とクリアされています。

●そのため圧縮解凍もいまではオワコン気味で、ひょっとしたら今時は知らない人も多いのではないかと思います。

容量との闘いは終わったのか?

●ところが、まだ環境やデバイスによっては容量を考えないといけないシチュエーションは多いのですが、あまりに便利になりすぎて容量への関心が薄れ、トラブルを自ら発生させていることが多くなっています。

●その例としては
○メーラー(メールサーバ)を使ったメールで大容量の資料を添付して送信ができないというトラブル。
※まだメールサーバには容量制限がある。

○サイズ制限のあるWebサイトへのアップロードなどで、写真などの生データをそのままアップしようとして失敗する。
※サイズに関する認識がないのでリサイズが分からない。サイズ制限のあるサービス環境は多い

○写真などの生データを多数挿入した文書を作成してサイズが巨大になり、開くのに時間がかかるようになるなどトラブルを自ら誘発。
※データはできる限りリサイズ(縮小)する。

○そもそも圧縮解凍が何か分からず、送られてきた圧縮形式の添付ファイルやダウンロードしたファイルが開けない。
※アーカイバをインストールしましょう。

○Cドライブ容量が少ないPCでDドライブが空っぽなのにCドライブが写真、音楽データなどで容量不足に陥っている。
※データはこまめに管理。



●大容量ハードディスクに高速CPU、大容量メモリ、OSの64bit化など端末の能力も強力になり、余程のことがない限りサイズの大きいファイルでも気にならないレベルで操作できるようになりました。

●だからといって、どんな場面でも大丈夫というわけではありませんので、ファイル容量にも気をつけて端末の操作をするように心がけ、トラブルを未然に回避しましょう。

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