コラム

 公開日: 2014-04-10  最終更新日: 2015-03-08

ユーザーという「イドの怪物」とマイクロソフトの苦悩

XPからの切替が進まなかった原因と人間の「保守的」傾向


●Windows8からWindows8.1さらにWindows8.1Updateへ目まぐるしく変化するMicrosoftの新OSですが、スタートメニューが復活したりなど改良?を加えられているそうでユーザビリティーを向上させた・・ということですがそれまでの方向性に変化があらわれ始めているようです。

●あの巨人Microsoftですら多様化していくユーザーの志向や動向を見誤ることがあるという、良い証明にもなっていてITの市場動向の先読がいかに難しいか、これで良くわかります。

●ユーザーは付いてくるだろう・・・という巨人マイクロソフトの思惑が外れるのは痛快と思っている向きもあるようですが私にはユーザーの「イドの怪物」に恐れ、戸惑う巨人・・に思えてきます。

●「イドの怪物」とは50年代の金字塔的なSF映画「禁断の惑星」に出てくる、ある惑星の太古に滅亡した文明人の「集合体意識」のことで、まさに今の混沌としたPCユーザーの意識そのもの。



●WindowsXPもとうとうサポートが終わってしまいましたが一時代を気付いた功績は大きいOSであることは間違いなくサポート終了の影響の余波もそれだけに普通では治まりません。

●XPから他のOSへの切替がなかなか進まなかった原因の一つとしては、人間が本能的に「保守的」傾向にあるという性質が影響しています。一つのことでうまくいくとその後、それでやっていきたいという現状維持を望む心理的なものが人間の行動を左右しがちです。

企業がイノベーションを放棄すればやってくる「イドの怪物」


●MicrosoftはXPの成功によって安住の地を得たために、新OS(Vista)が出遅れ、さらにそれが大コケになるというアクシデント。掟破りのXPサポート延長で急場をしのぎ、現状維持を図ってきました。

●しかし、現状維持ということは流れる川ではなくそれは「ため池」。嫌気性菌がぶくぶくとガスを出す「ため池」は要するに「腐っている」のです。川は流れることで汚れが藻や好気性菌や微生物などによって浄化されます。新しいものにチャレンジするということは非常に勇気とエネルギーがいることですが、浄化が進むのです。

●これは会社でもそうですが、変化を嫌うということがイノベーションを阻害し、ipadが売れ始めても日本では巨大なテレビばかり造っていて家電メーカーは崩壊しました。これは大戦の時に大艦巨砲主義だった日本に対して高性能な航空機を量産していったアメリカの構図とダブります。

●あのSONYもベンチャーの雄だったはずが、最後は官僚的で保守的な会社になってしまい、創造性が失われたことを多くの支持者がネットでも嘆いています。

●イドの怪物に襲われるのがメーカーであるうちは良いのですがユーザー自身に襲いかかって来たときに、どうなってしまうのか・・
映画のように消滅してくれるならいいのですが、自身の「自我」に襲われる人間が一体どうなってしまうのかを見届けたい気もします。

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