コラム

 公開日: 2014-02-26  最終更新日: 2015-12-18

激変するIT環境、ITの進化はなぜこんなに早いのか?現状とこれから

先日、お客様から「ようやくパソコンを買い替えようと思ってカタログなどを見ていても、以前購入時にあれこれ勉強していたことは何の役にも立たず、完全に"浦島太郎"状態になっています。」といわれました。

コンピュータ関連の産業というのは本当に流動的で、消滅するメーカー、再編するメーカー、吸収されるメーカーなどが年ごとに目まぐるしく変わっていきます。

エルピーダがマイクロンへ吸収、HITACHI製HDDはTOSHIBAへというニュースも冷めやらぬ間に、最近ではNECがLenovo製となり、SONYのVAIOブランドの売却、など続々と入ってくるニュースに頭の整理が追いつきません。

■参考記事:ソニーがパソコン事業を売却
http://www.nikkeibp.co.jp/article/matome/20140218/384218/

確かにアーキテクチャは年ごとにものすごい勢いで進化し、あっという間に陳腐化していきます。

これは自動車などの内燃機関がほぼ技術的にはほとんどやりつくしたのに比べてIT情報技術はまだまだ"伸びしろ"があるからです。私が思うに丁度今、自動車でいえばフォードが量産を始めた位、飛行機で言えば複葉機が出始めた位の時期に相当すると思われます。

なぜその頃かと言うと今研究されている情報通信技術は、量子レベルの技術が実用域での研究として既に視野に入っていて、想像できないくらいの進化の途上にあるからです。技術的な成熟度としてはまだ「黎明期」の域を出ていないために成長速度が速いとも言えます。

■参考記事:量子コンピュータ実現に向けさらに前進
http://eetimes.jp/ee/articles/1401/31/news065.html

実際、つい10年前のCPU技術はあっという間に刷新されて行きます。当時では考えられないほどの性能の物が現在登場している事実をみても、量子コンピュータがSFの世界だとは言えない現実味があります。


※最新CPU intel Core i5 4570S(ミドルレンジCPU)
(現時点で中間性能ながら6年前発表のCore2Duo最高峰
  E8600の約3倍以上の性能を持つ)

自動車で考えるとわかるのですが、最近の自動車は購入後10年目であってもデザインや性能がそれほど恥ずかしい、古いとは感じなくなってきていますし、充分乗れるくらいに耐久性も向上しています。日本の中古自動車が輸出されている外国では日本の中古車の10年目や走行10万kmは新車扱いだそうです。

エンジンやシャーシ構造技術などはバブル期にほぼ技術的には出尽くした感があり差別化が難しくなってきていて、ハイブリッドや衝突センサー技術などがもてはやされる一つの理由にもなっているのではないかと思います。

タイムスケールで考えると、現在の自動車の進化は技術の成熟と共に緩やかな物になってると思います。ですから昔のように良い車に乗りたい、新型が出ればすぐに乗り換えたいということも無くなってきているようです。

コンピュータや携帯端末は自動車と同じように既に生活必需品として浸透していますが、XP(OS)サポート終了問題やCPUの進化を見ても10年そこらで4世代、5世代も基本構成が変わっていく、そして次々寿命を迎えてしまう現状は、さすがに従事者から見ても変化が速すぎる感があります。さらにスマホやタブレットなどが加わって多様化の波も押し寄せています。

要するに他の産業や人間の生活形態などと比較してもIT進化は時間軸がずれている、もしくはタイムスケールが早すぎる(短か過ぎる)ために様々な混乱が生じる可能性が出ているのだと思います。XPサポート終了問題はそういう意味でも象徴的な問題となっています。

これからはそのような環境でも皆様が有益かつ安全にITとかかわって生活していけるように、アドバイスさせていただいたり皆様と一緒に考えていけたらと思っています。

九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw

この記事を書いたプロ

九州インターワークス [ホームページ]

システムエンジニア 古賀竜一

佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL:0942-84-1943

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
安全対策情報

東芝製ノートパソコンに搭載のバッテリーパックの交換・回収について(発火の恐れ) https://batterycheck.toshiba.com/BatteryUpdate/InformationJapan?region=TJPN&...

テクニカルリポート

○Windows7を継続して使用したいけれども、WindowsUpdateの不具合でPCが遅くなっているという場合の対処法について情報のご提供を行っています。コラム[おそいWi...

 
このプロの紹介記事
古賀竜一 こがりゅういち

10年後、20年後を見据え、IT社会の恩恵が受けられる拠点づくりをしたい(1/3)

「九州インターワークス」の古賀竜一さんは、PC講習から、PCの故障診断、修理、データ復旧、オーダーメイドPCの設計製作販売に至るまで、幅広い事業を展開するコンピューターサポートエンジニア。自らを“PCの救急救命士”と呼び、トラブルに見舞われ...

古賀竜一プロに相談してみよう!

九州朝日放送 マイベストプロ

ハードウェアに強く、短時間で的確な対応とアドバイスを提供

会社名 : 九州インターワークス
住所 : 佐賀県鳥栖市蔵上3丁目155 C-101 [地図]
TEL : 0942-84-1943

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0942-84-1943

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

古賀竜一(こがりゅういち)

九州インターワークス

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
残業問題、コスト削減はまずIT端末の環境改善から始める
イメージ

 軽い動作の早いPC端末は都市伝説か? ●サポート対応で遭遇する数多くのパソコン端末。そのほとんどが動作が重...

Microsoftになりすましたフィッシングメールに注意 リンク先をクリックしてはいけません
イメージ

 文面は稚拙ですが注意が必要 ●MicrosoftのOffice認証に問題があるかのような以下のような内容のメールが出回...

[ 時事 ]

家庭または会社のPC端末を複数で共用して使う場合やっておくべき3つのこと
イメージ

 理想は一人一台 ●本来ならばパソコンなどの端末は「パーソナルコンピュータ」というその名が示すとおり個人一...

[ 情報 ]

ITサポートの現場からエンジニアが見た、聞いた、体験した今年2016年の3大ITニュース

 1.Windows10 無償アップグレード期間終了 ●Windows10の無償アップグレード期間が7月に終了しました。しかし...

[ 時事 ]

年末はパソコン・周辺機器も大掃除。電子機器の清掃、3つの注意点とは
イメージ

 電子機器の掃除は慎重に ●パソコンや周辺機器もトラブル防止のために1年に1回は大掃除したほうが良いのは言う...

[ 情報 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ