コラム

 公開日: 2017-05-18  最終更新日: 2018-06-04

ムービーメーカーがダウンロード終了、もう入手できないの?その後の対応策とは


公式ページではダウンロード終了に

●ムービーメーカーやフォトビューワ、Windows Live MailなどがインストールできるWindows Essentials 2012が、2017年1月10日にサポート終了となり、ダウンロードが出来なくなりました。

●その後、WindowsのクリーンインストールやWindows10への更新などで消えたけど再度使いたい、どうしても入手したいという方も多いと思います。公式のMicrosoftの提供サイトではすでに「ダウンロードが出来なくなりました・・」と表示されていて、全く入手ができなくなっています。

●そこで、どこか他で入手ができないかと検索をかけてみると、ダウンロードができるというサイトがいくつも現れます。しかし、その検索結果のほとんどは公式のものではなく、どうしても入手したいという需要を狙い誘導して「罠」にはめる危険なサイトだらけです。そういうところからのファイルの入手、導入は、ウイルスやマルウェア被害などのリスクがあり、大変危険です。

●また、安全にダウンロードできると謳っているサイトでも、Webページの挙動が怪しく、ログイン中のSNSの情報を盗み取ろうとしたり、SSLなどの安全性に疑問があるなど、見かけ上は問題ないように思えてもあらゆる罠が仕掛けられていたりします。そういうものをブログなどで情報拡散してしまうと、セキュリティーリスクを拡散しているようなもの。決してネットのヒーローにはならず、逆に悪者の手先になってしまうという間抜けなことになります。情報拡散は慎重に行わなければなりません。

●さらに、問題なのがWindows Essentials 2017?です。公式には2009や2011というバージョンはありますが、2017というのは存在していません。検索上には2017というのが出てきますが、もうこれは完全にトラップですね。

ネットからの入手は自己責任で

●既に公式には提供が終了しているものですから、その他で入手できないのは至極当たり前のことです。誰かがどこかのページに親切心で公開、提供しているなんてことはありません。勝手にダウンロードできるようにしたり、配布したりするとライセンス違反となり罪に問われる可能性があります。

●これはマイクロソフト社のサービス規約にある、ソフトウェアライセンス事項8のbの4の制限事項「ソフトウェアまたは本サービスを公開、複製、レンタル、リース、販売、輸出、輸入、頒布、または貸与すること。ただし、マイクロソフトが明示的に許可する場合を除きます。」に抵触する可能性があるからです。

●ネットの情報では、インターネットアーカイブ社に保存してある2017年1月20日時点での最終版Windows Essentials 2012の日本語版インストーラがダウンロードできるようです。

 ○インターネットアーカイブ の検索ページにある検索欄で「ttp://wl.dlservice.microsoft.com/download/F/A/D/FAD48A38-8F81-4DA1-8302-EFAB6FEC4A92/ja/wlsetup-all.exe」を検索。(文字列をコピペする)表示されたカレンダーの上部にある2017年表示部をクリックして、1月20日をクリック。Windows Essentials 2012の日本語版インストーラをダウンロード、保存します。

●このファイルを調べてみると、当時の正規の物がアーカイブされたものですから内容は同じで、危険性はありません。しかし、上記で述べたライセンス事項によるとかなりのグレーゾーンになる可能性がありますから、いつまでダウンロードができるかもわからず、また、正規のダウンロード先ではないので改変などの可能性がないとは言えず、利用は完全に自己責任となるでしょう。

●そのような裏ワザ的導入のような冒険はしたくないけれど、どうしても動画編集で使いたい、今までのデータを活かしたいという場合、もうあきらめるしかないのでしょうか?

●そこで、今回はすべての環境というわけでなく限定的だけれども正規に使える方法をお話ししたいと思います。

        ※簡単便利なムービーメーカー、今はもうダウンロードできない。

メーカー製PCで、プリインストールの場合

●メーカー製PCは、購入時にWindows Essentials 2012がプリインストール(インストール済み)になった機種があります。そういう機種では、一旦消えたムービーメーカーも、購入時付属のディスクまたはアプリケーションディスクを作成することで、そこから復旧できたり、アプリケーションの再インストールツールを起動して再導入することが可能です。

●ところが、Windows10をクリーンインストールまたはアップグレードしてディスク作成ができない場合や、付属のディスクが無くなっていたり、今の環境保全を優先したいのでリカバリや初期化は勘弁してほしいという場合があります。

●そのようなときは以下の方法で導入が可能になります。

●メーカーによって、Cドライブ直下やアプリケーションディスク内にプリインストールソフトの再インストール用バックアップフォルダがあり、その中に「Wlive」などのフォルダ名でWindows Essentials 2012のインストーラ本体が格納されていることがあります。そのフォルダをUSBなどへ一旦バックアップしておくことで、再インストールやクリーンインストールしてもそのバックアップからインストールが可能になります。

●たとえばNECのPCの場合はCドライブ直下に「APSETUP」というフォルダがあり、その中の「Wlive」というフォルダに格納されています。その中のセットアップファイル(インストーラ)を実行することでインストールが可能になります。メーカーによってフォルダ名は違いますが、Cドライブ直下に該当するアプリケーションフォルダがないか、確かめてみましょう。

Windows10で使いたい

●Windows Essentials 2012はWindows10でも導入可能ですがサポートが終了していることと、完全な動作を保証されませんので自己責任の上導入、使用することになります。特に、Windows Live Mailやその他の項目はセキュリティー上問題となりますのでインストールしないほうが良いでしょう。できるだけムービーメーカ、またはフォトギャラリー程度に留めておいた方が良いでしょう。

Microsoft 公式ページ Windows Essentials

●Windows Live Mailからの代替、移行はフリーで入手可能なThunderBirdがお勧めです。これまで使用していたメールデータもインポート可能で、インターフェースも違和感なく移行できると思います。以下より入手可能です。

Thunderbird



●ムービーメーカーの2012ではWindows8.1で手振れ補正機能が使用できましたが、Windows10へインストールでも手振れ補正機能が使用できるようです。Windows7へインストールした場合は手振れ補正機能は表示されず使用できません。

●この手振れ補正機能は、一定の効果はあるようですが、補正に伴う歪み除去のため動画画面の4辺周囲がかなり切れてリサイズされます。オリジナル画像は上書きしないようにしましょう。

●以上、メーカー製PCでの利用法は、ライセンス的には元々提供された実機への導入ですから問題ないですが、プリインストールされていないPCやOEM版からインストールされたOSの場合、ほかのPCのバックアップファイルからインストールすることは物理的には可能ですが、ライセンス的には問題が残ります。

●ムービーメーカーがあれば、ユーチューバーを目指す強力なアイテムになったり、パワーポイントと組み合わせて以下のような会社紹介のプロモーション動画なども作成できます。
 


※ムービーメーカーは、日本語ファイル名、フォルダ名で使用するとトラブル可能性があります。英数文字で編集、作成、、管理するようにしましょう。

代替のフリーソフトはOpenShotが最適

●ムービーメーカー以外に代替できるフリーソフトに「OpenShot」があります。ライセンスはGNU GPLで、日本語に対応していて無料で安心できるソフトです。ムービーメーカーから代替するには一番最適です。Linuxユーザーにはお馴染みの定番ソフトですが、Windowsにも対応したようです。

ダウンロードは以下からできます。
https://www.openshot.org/ja/


                     ※OpenShotの編集イメージ

●特に、トラックが複数使用できるのが秀逸。ムービーメーカーではできなかったサウンドデータのマルチトラック化ができます。直感的に使えるので、初心者でも扱いやすいのではないでしょうか。

DVDへの書き出しはDVD Stylerでできる

●ムービーメーカーで編集した動画をDVD形式のディスクとして作成するには、DVDメーカーから代替可能なフリーソフトを使用する方法があります。その中でも代替ソフトウェアとして必要十分と思われるソフトウェアが「DVD Styler」です。通常のTV用DVDプレーヤで再生が可能になります。DVDメーカーはバグなどが多く、使い勝手は今一つでしたのでこの際乗り換えても良いと思います。

DVD Stylerダウンロードページ



●DVDメーカー同様、編集からDVDへの書き出しまでスムーズに行えます。ライセンスはGPL(GNU GENERAL PUBLIC LICENSE)ですから無償かつ安全で、安心して使えます。

●これで、高価で煩雑なソフトウェアを使わずに気軽にDVD作成が可能になります。

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