コラム

 公開日: 2017-01-07  最終更新日: 2017-01-26

家庭または会社のPC端末を複数で共用して使う場合やっておくべき3つのこと

理想は一人一台

●本来ならばパソコンなどの端末は「パーソナルコンピュータ」というその名が示すとおり個人一人について1台というのが理想なんですが、人数の多い家庭や会社ではコストの問題などで難しい場合もあるかと思います。

●しかし、1台のPCを複数で共用して使う、または自分のPCで自分しか使用しなくても複数の人が同じ空間にいるという環境では、セキュリティーなどの面で様々な問題が起きる可能性があります。

●そこで、そのような環境で使う端末の安全な使い方について実際のサポート事例を織り交ぜて述べたいと思います。

1.ユーザーアカウント作成で利用者を分けておく

●家族や社内のPCを複数で使う場合、せめて、ユーザー別にアカウントを分けて利用することをお勧めします。設定はユーザーアカウント設定で行います。ユーザーの年齢や立場に応じて管理者または標準ユーザーのどちらににするかを決めます。標準ユーザーは操作やシステムなどへのアクセスが制限されるため、不正な操作や悪意のあるソフトウェア導入などを抑制できます。それによりウイルス感染などのリスクが低くなります。

●ここで注意したいのは、Windows8.1や10などで、ローカルアカウントで十分なのに、設定の際に表示されるまま「Microsoft アカウント」を新規作成してしまうユーザーが多いことです。その際に設定したパスワードが不明になったり、利便性を損うなどしてこれまでも多くのサポート事例がありました。Microsoftアカウントが特に必要で無い場合は、設定の際に画面を良く見ながらローカルアカウントで作成することをお勧めいたします。※Office導入の際は管理者権限とMicrosoftアカウントが必要です。



2.パスワード管理を徹底する

●アカウントを作成したら、サインイン(ログイン)パスワード設定(ローカル)はもちろんのこと退席時のロックも同時に設定しておきます。

●デスクトップ上で右クリックします。「個人設定」をクリックし「スクリーンセーバー」を開くと設定画面が出ますので、その中の「再開時にログオン画面に戻る」にチェックを入れるとパソコンから離れても設定した経過時間にロックが掛かった状態になって他のユーザーのアクセスを防ぎます。



3.ブラウザのマスターパスワードを設定する

●インターネットブラウザで、ユーザーID、パスワードをオートコンプリート機能という便利な機能を使って入力していませんか?いわゆる「押したら出てくる」というあの機能です。すっかりそれに頼ってしまいパスワード管理も出来てなく、完全に忘れてしまっているユーザーは多いもの。しかし、それ以上に問題なのは保存されているIDパスワードは可視化が可能だということです。要するに多くのブラウザでは保存している内容がすべてが分かってしまう仕様になっているのです。

●このことが問題になるシーンといえば、昨年もサポート事例でありましたが、架空請求詐欺で画面の電話番号に電話をして消えない表示を止めてもらおうと、リモートサポートでパソコンを相手に操作させた場合です。また、不正アクセスの被害にあった場合も同様で、その際に覗かれて流失の恐れがあります。それを防ぐにはブラウザの「マスターパスワード」を設定します。ご使用のブラウザのヘルプを参照して設定をしておきましょう。

●また、パソコンを修理に出したり、人に貸す、預ける、紛失、盗まれた場合も、マスターパスワードがないと内容が筒抜けになる可能性があります。パソコンが悪意のある人物の手に渡ってしまうと、ブラウザ利用の様々な情報が抜かれる可能性がありますので、留意しておきましょう。


※Firefoxのマスターパスワード設定画面
-------------------------
●上記の設定である程度セキュリティーリスクは緩和されると思いますが、パソコンなどの端末は出来る限り一人一台というのが基本です。費用の問題などもあるかと思いますが、最初から「仕方が無い」「面倒くさい」と無策のままだったりあきらめたりすることは、悪意あるものの思う壺です。理想的なIT環境とはいえなくても出来る限りのリスク回避をすることがこれからは必要です。

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