コラム

 公開日: 2017-05-17  最終更新日: 2017-05-23

相続手続と専門家

相続手続をどの専門家に依頼するのか?


 相続手続は、どの専門家に依頼したらよいのでしょうか?
もちろん、相続人がご自身で、すべての相続手続を行うことも可能です。
しかし、仕事が忙しくて時間がなかったり、手続が複雑で専門的な知識が必要であったり、専門家に依頼するケースも多々あるでしょう。

一般的な相続手続


 さて、相続手続をどの専門家に依頼したらよいのかを検討するまえに、どのような相続手続があるのか、下の表にまとめてみました。

表1 一般的な相続手続
    手続                 手続先
1. 遺言調査              公証役場
  遺言書の検認           家庭裁判所
2. 戸籍の収集            本籍地の市区町村役場
  相続人の確定
3. 相続財産(遺産)調査
4. 相続放棄・限定承認        家庭裁判所
5. 準確定申告             税務署
6. 遺産分割協議
7. 各種相続財産の名義変更など
 ・預貯金、貸金庫          銀行、信用金庫など
 ・株式、投信、債券         証券会社
 ・生命保険              保険会社
 ・自動車、バイク           陸運局
 ・不動産(土地、建物)       登記所(法務局)
8. 相続税の申告           税務署

専門家の業務分野


 それでは、専門家ごとの相続手続に関する業務分野についてみていきましょう。

1.税理士
 文字どおり「税務」の専門家です。
表1の「一般的な相続手続」のなかでは、5の「準確定申告」や8の「相続税の申告」が税理士の専門分野ですね。

 ちなみに、相続税を支払わなければならない人の割合は、どのぐらいかご存知ですか?
平成27年の相続税の課税割合は、7.99%です。
平成27年1月から相続税の基礎控除額が減額されました。
その結果、課税割合は基礎控除額の減額前に比べて、1.8倍程度に急増しました。
しかしながら、現状9割以上の方が相続税を支払う必要はありません。

2.弁護士
 法律事務全般を行うことがその職務であり、裁判や調停が主な業務です。
代理人として、争っている相手方と交渉することができるのは弁護士だけです。
遺産分割でもめているケースや、遺言書の有効性について争いがあるケースなどは、弁護士に依頼することになります。

3.司法書士
 司法書士は「登記」の専門家です。

相続財産(遺産)のなかに、土地、建物、マンションなどの不動産があったとします。
その名義変更(相続登記)は、司法書士に依頼することになります。
相続登記をするためには、その前提として
 ①遺言調査と遺言書の検認
 ②戸籍の収集と相続人の確定
 ③遺産分割協議書の作成
をしなければなりません。

また、遺言書の検認や相続放棄・限定承認など、「裁判所に提出する書類の作成業務」は、これまた司法書士の専門分野です。

ここで、もう一度「表1 一般的な相続手続」をご覧ください。
5と8の税務を除くほぼすべてが司法書士の専門分野であることがわかります。

4.行政書士
 官公署に提出する書類や権利義務又は事実証明に関する書類を作成することが専門分野です。
具体的には、遺産分割協議書の作成(表1の6)や自動車の名義変更(表1の7)などです。
司法書士も遺産分割協議書を作成しますが、相続登記に必要な範囲内で作成することが多いようです。
したがって、全ての相続財産(遺産)を含めた遺産分割協議書の作成は、行政書士の専門分野といえるでしょう。

まとめ


 上記のように、最終的には税金の申告は税理士に、相続で争いがある場合は弁護士に、不動産や法人の登記は司法書士にと、それぞれの専門家に依頼することになります。

窓口は1つだけでOK!


 当事務所は司法書士・行政書士を兼営しています。
したがって、そのサービスの範囲内で相続手続が完結する方も多いでしょう。
また、お客様の必要に応じて税理士、弁護士、社会保険労務士のほか、不動産会社や保険代理店などを手配いたします。
窓口は当事務所1つだけで大丈夫、全ての相続手続に関するサービスをご提供いたします。

ご相談は初回無料


 当事務所では、相続に関するご相談を初回無料で行っています。
相続に関するお悩みは、人それぞれ。
ご相談者のお話をじっくりお聴きして、その方に必要な相続手続やその対応策をご案内いたします。

もちろん、ご相談いただいたからといって、必ずしもご依頼いただく必要はありません。
最終的に当事務所にご依頼をいただくかどうかは、提供するサービスの範囲と費用をお聞きいただいたうえでお決めください。

 「何から手を付けたらよいのかわからない?」
 「どのように遺産分割をしたら良いのか?」

どのようなお悩みでも結構です。
相続に関するご相談は、お気軽に当事務所までご連絡ください。
http://souzoku-ours.com/

この記事を書いたプロ

司法書士・行政書士 アワーズ事務所 [ホームページ]

司法書士 井川卓

福岡県福岡市南区高宮4-15-27-403号 [地図]
TEL:0800-777-3773

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

12

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
司法書士と行政書士の二つの資格を生かした相続問題解決のプロ 井川卓さん

司法書士と行政書士。二つの資格でオールインワンの法務サポート(1/3)

 遺産相続について考えたことがありますか? よほどの資産家でもない限り、普段から具体的に遺産相続を考えることはなかなかないと思います。しかし、人の死は突然やってくるもの。平成25年のデータでは、相続税の課税件数割合(年間課税件数/年間死亡者...

井川卓プロに相談してみよう!

九州朝日放送 マイベストプロ

司法書士と行政書士の資格をもち、ワンストップで相続問題を解決

事務所名 : 司法書士・行政書士 アワーズ事務所
住所 : 福岡県福岡市南区高宮4-15-27-403号 [地図]
TEL : 0800-777-3773

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0800-777-3773

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

井川卓(いかわたかし)

司法書士・行政書士 アワーズ事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
相続財産(遺産)に関する手続のサポート

 広義の相続手続 身近な方が亡くなられた後、残された家族がしなければならないことは、山ほどあります。...

[ 相続手続 ]

自分で相続登記をするメリットとデメリット

 自分で相続登記をする  相続登記に限らず、登記申請は申請人ご自身で行う(以下「本人申請」という。)こ...

[ 相続手続 ]

法定相続情報証明制度がスタートします!

 法定相続情報証明制度とは? 平成29年5月29日から、「法定相続情報証明制度」がスタートします。この制度...

[ 相続手続 ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ