コラム

2016-04-15

【インバウンド需要】外国人が小売店に求めていること。多大なコストをかけた多言語対応は不要!

4月4日に経済産業省から「小売業の店内の多言語表示にかかるガイドライン」が公表されました。

すでに多数の外国人観光客が訪れているお店もこれからインバウンド需要を取り込みたい方も必読です。

ポイントをご紹介します。

★多言語対応に対する基本的考え方



・人が小売業に期待することは、「適正価格の商品販売」で、膨大な費用をかけてまで多言語対応環境を整備することは求められておらず、必要最小限の表示があれば十分と考える外国人が一般的。

・このガイドラインでは、要望のあった項目の多言語表示方法を例示。

★言語の基本的な考え方



・日本語+英語で表示が望ましい

・トイレ、階段、エレベーターやサービスカウンター等の機能表示は、ピクトグラム

・対応すべき言語は、施設や地域特性により異なる。

ちなみに福岡への来訪数上位国・地域は、1位が韓国、2位中国、3位台湾です。

・標準案内図記号(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)に準じたものの利用が望ましい。

・対応すべきシーンは、①売り場、②商品、③精算、④トイレ、出口などの付加機能情報、⑤緊急避難の5つ


★店内多言語化のポイント


・日本語を軸に英語表記を補助的に。レジ、移動手段、トイレ等はピストグラム(可能な範囲で+日本語・英語)で。

・必要に応じて、中国語・韓国語など他の言語での表示も検討

・カタカナ表記は避ける

・価格は、税込(総額)か税抜かを外国人が理解できるように明記。

・クレジット・デビットカードの対応はロゴで、免税対応の可否は英語+利用の多い言語で

・販売制限のある場合は、英語併記で(年齢制限のあるたばこ・酒や処方箋/薬剤師の説明が必要な医薬品など)

→医薬品に関する商品表記は、中国語も必須ですね。

・食品は、産地の表示のニーズもあり(都道府県レベルを英語で表記)

・喫煙場所がある場合もそれも示してあげてください!

★緊急時の案内


・非常口は、ピクトグラムで明確に

・日本語緊急放送等の内容を受けて、店員による情報提供を実施

(そんなときに指さしなんてやってる余裕はないでしょうから、日頃から簡単な外国語での説明や身振り手振りで説明の仕方を訓練しておくのが良いかと思います。)

独立した店舗の場合は、避難場所を把握し、説明できるように準備しておきましょう!

―――――――――

あくまでガイドラインです。これを満たしていなくても罰はありません。

人によって求めるものは異なりますし、店舗の特性によっても求められる表記も変わってきます。

このガイドラインを基準にして、実際に外国人対応する中で必要だと感じた表記を加減していくのが良いでしょう。

小規模なお店の場合、全てを用意したり、人を雇ったりするのは無理!という場合は、指差し会話帳を準備しておいたり、スマホやタブレットを使った24時間対応の通訳サービス(多言語対応)なんてものもすでにありますので、導入を検討してみてはどうでしょう。

このガイドラインにも記載がありますが、アジア圏の方は買いたい商品を事前に決めていることが多いので、高いお金をかけて装飾や商品表記を用意することは、無意味とまでいかなくても費用対効果がかなり低いと思われ、そこよりも旅行前の人たちへのマーケティングに資金を投入すべきと思います。

このガイドラインは全2章、13ページで、店内表示に絞ってまとめられています。

具体的な表記方法なども出ているので、是非目を通してみてください。

経済産業省ホームページへ

インバウンド対応で、どうすればよいかわからないとき、お悩みがあるときは、お気軽にご相談ください~。

この記事を書いたプロ

咸宜ファイナンシャル・アドバイザーズ合同会社 [ホームページ]

宅地建物取引士 井上陽一

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