コラム

 公開日: 2016-06-14 

住宅ローンの金利はまだ下がるのか

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。

新しく住宅を購入するケースや、現在借りている住宅ローンの借り換えなど相談の内容はさまざまですが、最近住宅ローンに関する相談をお受けする機会が増えてきています。
その時によく聞かれるのが「住宅ローンの金利はまだ下がりますか?」ということです。

昨日(2016年6月13日)には長期金利(新発10年物国債利回り)がマイナス0.165%となって、先週に引き続いて過去最低を更新しました。
このまま長期金利が下がるようなら、住宅ローンの金利がさらに下がってくる可能性は十分に考えられると思います。

さらなるマイナス金利幅の拡大はあるか

今年2月から始まったマイナス金利についても、日本銀行の黒田総裁は2%のインフレ目標の実現に向けて、ありとあらゆる政策を投入してでも目標を達成するという姿勢を崩していません。
また、現時点ではマイナス金利がうまく進んでいるという判断を示していることなどから、現在のマイナス0.1%からさらに金利が引き下げられる可能性が無いとはいえません。

日本よりも早くマイナス金利が導入された欧州では、欧州中央銀行(ECB)が追加利下げを行ってマイナス幅を拡大した事例もあります。
まさに今週行われる日本銀行の金融政策決定会合の内容に注目が集まっているところです。

しかし、その一方で頭に入れておかなければいけないのは、今年1月の日本銀行の金融政策決定会合においては銀行出身者がマイナス金利の導入に反対したため、たったの1票差でマイナス金利の導入が決まったということ。
今後さらにマイナス幅を拡大することは容易ではないことが考えられます。

また、マイナス金利は国内景気の浮揚効果が期待できる一方で、銀行の収益にはダメージを与えます。
金融システムの安定という観点で考えてみても、銀行の経営が不安定になることは望ましくないので、マイナス金利を長期にわたって継続していくのは難しいのではないでしょうか?

そのため私自身はマイナス金利を続けられるのは、長くても3年程度の時限付きの政策であると考えています。





欲張り過ぎて好機を逃してしまわないように

今後さらにマイナス金利が拡大されて、住宅ローンの金利が下がることを期待してしまう気持ちはわかります。
しかし、あまり欲張り過ぎないで今のうちに借り入れや借り換えを行ってもいいように思います。
なぜなら金利が一番低いタイミングを当てることは困難だからです。

今の金利で借り入れや借り換えを行って、さらに金利が下がった時に「損をした」と考えてしまうタイプの人の心理がこのような質問を生むことが多いのですが、完璧を求めすぎてもなかなかうまくいかないものです。
むしろそのようなタイプの人は完璧を求めるがために判断に迷って躊躇してしまうことが往々にしてあります。
その間に金利が上昇するなどして好機を逃してしまうようなことに陥りやすいのです。

そのため完璧は求めないで、むしろ「何事もほどほどでいい」くらいのスタンスで考えてもらうと動きやすくなるものです。

今月は英国のEU離脱の国民投票や米国が利上げする可能性など、日本の金利にも影響を与えそうなイベントが集中しています。
先の読みにくい状況ですので、ほどほどのところで手を打っておいていいかもしれませんね。

============================================
【メールマガジン】
お客様の生活に役立つさまざまなマネー情報や、最新の投資環境(マーケット)の情報、
セミナー開催のお知らせなどをお届けしています。
ご登録はこちらから。
http://www.fp-office.com/mailmagazine.html

【フェイスブックページ】
FPオフィス クライアントサイドのフェイスブックページで
コラム執筆・メディア情報・講演予定などの最新情報をお届けしています。
https://www.facebook.com/fpoffice.clientside/?ref=hl

ライフプランと資産運用&資産管理のことはFPオフィス クライアントサイドへ
http://www.fp-office.com/

高校中退者などに対して、自分自身の経験に基づいたキャリアアドバイスを書いています。
ブログ【高校不要論】高校中退経験者が語る本音
http://www.not-giveup.com/

ファイナンシャルプランナー
ドロップアウト専門キャリアアドバイザー
久保 逸郎

〒810-0073 福岡市中央区舞鶴1-8-26 グランパーク天神C棟1028
TEL:092-716-3487
FAX:092-716-3488
ikubo@msg.biglobe.ne.jp
============================================

この記事を書いたプロ

FPオフィス クライアントサイド [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 久保逸郎

福岡県福岡市中央区舞鶴1-8-26 グランパーク天神C棟1028 [地図]
TEL:092-716-3487

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
高校中退者のキャリア支援
イメージ

「自分からなかなか動けないなら、人の力を借りるというのも一つの方法だ。躊躇している自分の背中を押してくれる人がいればいいのだ。たくさんはいらない、ひとり...

 
このプロの紹介記事
FPオフィスー1

ライフプランをベースに、保険の見直しや資産運用をトータルにアドバイス(1/3)

「FPオフィス クライアントサイド」の久保逸郎さんは、企業に属さず、中立公正な立場でお金に関するアドバイスを行う独立系FP(ファイナンシャルプランナー)。大手リース会社と外資系生命保険会社を経て2003年に独立。九州でいち早く約40社の生損...

久保逸郎プロに相談してみよう!

九州朝日放送 マイベストプロ

ライフプランと資産運用&資産管理の専門家

会社名 : FPオフィス クライアントサイド
住所 : 福岡県福岡市中央区舞鶴1-8-26 グランパーク天神C棟1028 [地図]
TEL : 092-716-3487

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

092-716-3487

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

久保逸郎(くぼいつろう)

FPオフィス クライアントサイド

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
【注目の専門家マネー部門で第1位獲得】お金持ちが保険ショップに行かない理由
イメージ

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。今週28日に『無料のライフプランで住宅購入を決めることが危険な...

[ お知らせ ]

団体信用生命保険の代わりに民間生命保険を使う際の注意点~相続放棄に至った事例~
イメージ

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。昨日は大分で銀行の研修でしたが、最高気温が35度位あったようで...

[ 住宅購入・住宅ローン ]

ライフプランに合わせて住宅ローンを選ぶ
イメージ

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。最近は住宅ローンに関する相談をお受けする機会が多くなってきて...

[ 住宅購入・住宅ローン ]

無料のライフプランで住宅購入を決めることが危険な理由
イメージ

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。先週末に住宅購入の検討をされているお客様とライフプランの打ち...

[ 住宅購入・住宅ローン ]

90歳まで安心のライフプラン

ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。本日はホームページの更新作業を行いました。昨秋からシステム...

[ 資産運用&資産管理 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ